人生、いい事をしても、必ず自分に帰ってくるという補償は無い。

米国イリノイ州に住むおじいちゃんに人生最大の悲劇が襲った。

何と、おじいちゃんが一生働いて集めたお金を、誤って生活困難者助け合い運動に寄付してしまったのだ。

地元メディアによると、今年80代になるこのおじいちゃんは、最近古着を集めて事前運動をしている団体へ服を寄付した。

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問題は、気軽に譲った服の中に、おじいちゃんの『個人銀行』が含まれていたという事だ。

この「個人銀行」という言葉が相応しいかどうかは分からないが、このおじいちゃんは銀行を信じておらず、自分で稼いだお金を、自分のジャケットにこっそり貯金していた。

このジャケットは、まさにこのおじいちゃんの秘密倉庫であり、個人銀行だったのだ。

おじいちゃんは分厚いジャケットの表地と裏地の間に現金1万3000ドルを入れていた。

誤ってそれを寄付してしまって、暫く後にそのトンでもない事実に気が付いたおじいちゃんは、地元のラジオやTVに「私が貯めたお金を探してくれ」と嘆願した。

おじいちゃんは「一生かけて貯蓄したお金まで寄付してしまい、非常に恥ずかしい」「隣人を助けようとする趣旨で私が服を寄付したように、お金を発見した際はどうか必ず返して欲しい」と訴えた。

おじいちゃんの娘は、「お金を返してくれた人には1千ドル渡します」と約束した。

しかし、未だ服は発見されていない。

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古着を収集した団体の関係者は「集めた服を全部引き裂いたが、おじいちゃんのジャケットは出てこなかった」と語った。

更に悲劇な事に、このおじいちゃんの妻は現在、がん闘病中らしい。

おじいちゃんは保険が無く、莫大な治療費を個人で負担しなければならないという。

現地メディアは「おじいちゃんはこれまで以上にお金が必要な状況である」「今回の寄付事件でおじいちゃんは大変な危機を迎えている」と報じた。

人生、いい事をしても、なかなか割に合わないものである。
 

参照:
Elderly man, 80, accidentally leaves his life savings of $13,000 CASH in suit for charity shop(DailyMail)